■春色の扉-ハートのキングに祝福を-




貴方の心臓が止まってから13回目の春が巡ったその日、貴方が救おうと手を伸ばし続けた一国から悪夢が消えた。
「勝者は…ル"ゥー〜〜シィィィ〜〜〜〜!」

あまりの音量に音割れの生じた実況が、でんでん虫の放送に乗って国中に響き渡った。
国はボロボロで、壊滅と言っても過言ではない。しかし、国民が生きている。
遠くからでもわかるこの地鳴りは、人が新しい未来に向かって歩いていく為の、第一歩となる喜びの讃歌だ。
悲しみ、自責、解放。様々な思いがあるだろう。しかしそれを雄叫びと涙に変えて、この国は今前に歩き出した。生きているとは、泣くことが出来るとは、そういう事なのだ。

「あいつ、まじでやりやがった」
先ほどまで巨大な爆発音と砂煙りの舞っていた方角に顔をむけたまま、どこか不安定に呟いたキャベンディッシュの声は誰に聞かせるでもなく地面に溢れた。が、なんてことはない。自分も全く同じ気持ちだった為、口を開けば鸚鵡返しのようなつまらない単語しか返せなかっただろう。
麦わら屋を信用していなかったとは言わないが、パンクハザードで奴とこの同盟を結んだ際にも、王宮のある大地に足を下ろした時にも、見えていた勝率は何パーセントという賭けだったのだ。それを、勝ち取ったのか。けしかけたのは俺だったが、果たしてこの勝利は誰のものだ。この国にとっても自分にとっても、最早そんなことはどうでもいいのか。
俺はあの人の本懐を遂げられた。その為の手段なら何だって良かった。だが、利害のみの関係を望んでいた男の熱に感化させられたことも事実。
「ふ…ッゥ……」
視界を広げようと身を捩れば、呻きとも取れる息がだらし無く漏れた。奥歯を食い締めて意識的に右手に力を込め、身体を傾ける。
ドフラミンゴに撃たれた銃弾は5発。どれも急所を外してはいるが、体内に鉛玉が残っているせいで痛みは消えない。
銃傷以外に、武装色の衝突で軋んだ骨や千切れた神経も、この国の妖精に縫い合わせてもらった片腕も、神経を繋いだとはいえ痛みが消えるわけでもない。今も脳や患部そのものを抉り続け断続的に電撃を引き起こす激痛の中で、手放しそうになる意識を叱咤して呼び戻させる。もう少し。もう少しだけでいいから。この光景を見ていたかった。この景色を、一番見せたかった人に、伝えてやる為に。


何度だって考えたさ。
俺がもっと強けりゃ、俺があの時ヴェルゴに声を掛けなけりゃ、もっと言えば極論になるが、例えば俺と出会わなければ、あの人は今も生きてたんじゃないかってことを。
そうすれば勿論俺とあの人は見ず知らずのまま、一度も運命を交えることなく終えただろう。俺は一度も笑わないまま13歳のあの年に死ぬ。それですら良いと俺は思う。
あの人は、生きているべき人だった。
もし、俺が貴方を知らない人生でも良いから。隣に居たいなんて贅沢は言わないから。
それでも、生きていて欲しい人だったんだ。
3メートルの大男が聖人ではないことや、世界に害を成さない人間だという保証のないことは百も承知だ。彼は感染病だと恐れられていた治療不能な病気を前に怯える医師も、患者も殴り倒し、あまつさえ殺すとまで叫んだし、世界に嵐を呼ぶだろう"D"を自らの意思で生かしたのだから。
世界の終焉が彼の望みだったのか?否、彼は"D"の先に何かを見ていた。神に相対する思考について、彼が何を感じ、行動していたのか今になっては知る術もない。
だが、彼の選択が世界にとって正しいかどうかなんてことは関係ない。俺はただ、あの人が好きだった。大好きだった。彼がまだこの時代に生きて、笑って飯を食って風呂に入って寝て、それでいて辛いことも嬉しいことも全部、感じていて欲しかったんだ。

でもあの人は死んだ。俺を助けて。

『もう放っておいてやれ!あいつは、自由だ!!!』
音にならない声で叫んだ。手の皮が破ける程、木箱を叩いた。そこにいる彼に守られることしか出来なかった不甲斐ない自分に、あまりに残酷な運命に、大好きな人の死に、あの人から貰った命と心に、ただひたすら泣いた。自分の泣き声が空に響き始め海軍の大砲が島に向かって放たれたとき、彼との決別を受け止めて以来、俺の全てはあんたの為にあった。
『俺が死ぬまでにやる事全てが、コラさんの残した功績だ!』
ドフラミンゴは俺をあの人の亡霊と呼んだが、俺にとってはその通りだった。彼は喜ばないかもしれないが、俺は限りなくあの人の亡霊でいたかった。

コラさん
やったよ。聞こえるか、天に居るあんたにも。この歓声が。人々は解き放たれたんだ。表向きの表情に隠された大きな闇が暴かれて、今、世界に向けて放たれるこの映像を。
国民は喜びに泣き崩れ、海軍大将は土下座を。国には元国王が戻り、無益な闘いに数年の幕が引かれることだろう。これが、あんたの見たかった景色か。街をこんなに破壊させちまって、守り切れなくて悪かったが、麦わら屋の突っ走った行動に流された形でも、俺はドフラミンゴを打てて、幾分か背負っていた息苦しさみたいなもんから解放された気がするよ。四皇と奴をぶつけていたとしたら、この柵からの解放感は得られなかったと思う。

細い息を吐く。鋭い痛みの中でようやっと実感が湧いてきたように、身体の奥底、心臓のあたりから、何かしらの感情が漏れ出る事を感じていた。その感情が何なのか、安堵なのか喜びなのか、今も痛みの走る脳味噌では理解が追いつかなかったが、聞こえる度にその感情の枷を外すように、耳に届く歓声はまだ続いていた。
鳴り止まないこの国中の讃歌は、青い海と空に、長く長く響き続けた。







サクサクと、誰にも踏まれていない白い雪の上を俺の足跡で汚す。ここ数日は新しい雪が降っていないのか、表面は溶けて再度固まったような薄い氷の膜が張っていて、靴を沈める度にカリカリと膜の割れる音を小気味好く出した。霜の降りた朝にわざと踏んでいくように、俺は一歩一歩その音を楽しみながら歩く。小さな囁きは彼の声のようだっだし、雪は雲の上のようだった。子ども時代だってしなかった細やかな遊びに興じながらあの人に辿り着くまでの道のりは、これから告げる成果の報告に張り詰める気持ちをいくらか落ちつかせてくれた。

この島は相変わらず小さくて、頂上の小屋に向かって岩肌が幾つもの段差になって並んでいる。いつ来ても地形はそう変わらないが、以前ここに来たのはもう何年前になるだろう。こんな小さな、冷たい土地に彼を置き去りにしていることに少なからず心が痛む。半刻程登ると小高い丘に彼はいた。

「よう、久しぶりだな。コラさん」
俺は彼の前に、片手に持っていた5寸程の小さな花束を投げた。冷たい雪の上に、重みを感じさせない風をたてて花束が降りた。
白い花弁に赤い斑点の付いた大きなユリ科の花と、横に添えた黄色い小さな花。花の名称は知らない。ただその赤があんたのようで、一つ前に停泊していた島から手折ってきたものだった。花を摘んだのは気まぐれだ。あんたが俺に花をくれたことはなかったし、ともすればあんたは自然に咲く花を手折った俺を良くは思わないかもしれない。
それでも、何かを持ってでもこなければ、あんたの前に立つことも出来ないような気がした。
雲ひとつない青い空に、大人の肩幅程の白い石。その前に、赤を散らした百合が風を孕んで花弁をひらと舞わせた。


まだガキだった俺が作れた墓は飾り気のない簡素なものだった。
あの後、半年ほどたってこの島に戻ってきた俺は指先が凍傷になることも構わずに白い雪を掘り続けた。幼さの残る爪に土が食い込んで、やっと、彼の遺体すら守れなかったと知った。また、泣いて、泣いて、自分の喘ぎ声と共に溢れる涙が落ちては雪を溶かしていくのを視界の端に見ていた。暫くして、俺は近くの海岸から彼に良く似た白い石を抱えては、彼が横たわっていたその丁度胸のあたりに置いた。
忘れるわけはなかった。あの日の思いを何度も反芻しては、まだ癒えない痛みを吐き気と嗚咽を持って吐き出した。冷たく、自分の体温を奪っていく石に身を預け、灰色の雲から漏れる光が水平線の彼方に落ちるまでそうしていた。
あの日も、この島には雪が降っていた。

この冬島で雪も降らないとは。
13年という歳月を経てやっと朗報を届けにきた俺の背中を、幾多の海賊共を弄ぶ新世界の天候が、この日ばかりは背中に華をと青を背負わせてくれているようだった。

「ドフラミンゴは討ち取ったぜ。」

薄く口を開けば俺の息が白い煙となって冷えた空気を微かに撫でて消える。地面を覆う白も目の前の冷たい石も、俺の言葉すら白く染めるこの空間はあまりに綺麗で、彼の居場所を汚すのは悪いと思いながらも2、3歩純白を踏んで佇まいを直した。
「本当なら俺一人でぶん殴れたら良かったんだが、どうも、やっぱ俺一人じゃキツくて、もう一人のDの力を借りた。」
一時的に同盟を組んだもう一人の"D"が率いる海賊団は、少人数の軍団ながら一人一人の力が大船団ものという脅威に加え、底ぬけにお人好しな奴らの集まりという異例に異例を重ねた集団だった。白ひげ海賊団と牢獄衆たちを引き連れ七武海すらも味方につけたインペルダウンでの頂上戦争の時にも感じたが、あいつはそう遠くない未来でこの海を統べる存在になるだろう。だから奴に声をかけたのだ。過信ではなく、かのゴールド・ロジャーと肩を並べる素質は十分にある。

海賊王になることは奴の夢だと言ったが、ドフラミンゴを討ち取った今、俺の夢は何だろう。

まだ幸せだった頃父から貰った白いキャスケット帽のツバに手を置くふりをして、目を伏せた。
「安心しろよ。ドフラミンゴはまだ生きてる。」
今ごろは牢獄の中だろうが死んではいない。俺は命も奪いたかったが、選択肢は勝敗を付けた者にある。それに、奴の言っていたマリージョアの国宝というのも気になる。その件に関しては海軍かその上層部あたりが尋問することだろうが、どうやら奴を巻き込んでの嵐はこれからも起きそうだ。

「あんた、優しかったから…」

こんなになっても、まだ、兄貴のことを考えちまうのかもしれねえけど

言葉を区切って、石の前にどっかりと腰を下ろす。
この島に年中残る雪が俺の体温を奪う。
あんたを一人、こんな冷たい土地に残してすまなかったな。

それから俺は暫く彼に向かって、戦場や憎悪とは遠縁の他愛もない話しをした。
シャチとペンギンが目をつけた安酒場の女の話し。白い毛皮に身を包んだ航海士の故郷の話し。新しく発見された医療技術。ドレスローザに現れた妖精の話し。クルーの食事事情。
「身長、最近は止まっちまってよ。やっぱあんたには届かねえな。何食ったらそんな伸びんだ?遺伝か。俺もあれからよく食うようになったけど、成長期にろくに飯食ってなかったからか、睡眠不足だったのかもしれねぇな。」
あんたの身長は規格外だったけど、俺はあんたに少しでも近づきたいんだ。だからあんたに会えたら、聞いてほしいことが沢山ある。話したいことも、聞きたいことも。
「…ドレスローザで、センゴクさんに会った。」
その中で、この話しだけはあんたに伝えて置こうと持ってきた件を口にする。敵対するかの智将に敬称をつけたのは、俺の尊敬するあんたが敬意を表した人だったからだ。
海軍はあんたの遺体を引き取ったのか?俺が戻った時、この島で亡骸は見つからなかったから、この島に埋められたのかどちらかだと踏んでいた。だがそれももういい。
『受けた愛情に理由なんて付けるな。』
智将に放たれた言葉は俺を救う為だったのか、将又純粋な息子の愛情を疑われたことによる当てつけだったのかは分からない。
あんたはなんで助けてくれたのか。同情か、隠し名に対する利用価値か。俺はあんたが天竜人だったと戦いの中で知ったが、神の天敵である俺に関わったあんたの死すらDの意思なのかと、考えずにはいられなかった。
考えを放棄するという生き方は俺の性分にはどうしたって合わないと思ってきたが、きっかけがなんであれ、俺があんたに愛されていたということだけは、ただ、馬鹿みたいに真っ直ぐ信じていいと言われたようで

「コラさんに、よく似てたよ」
こんなことは正直、言いたかないけれど。それでいて大雑把なものの進め方とか。海軍にあんたの面影を見ちまいそうな自分が、悔しくて仕方がなかった。

「あんたがあの人に似たんだろうな。それとも、やっぱ親御さんも優しい人だったのか。」
医学的に見ても、性格が遺伝するなんてことは余りないように思う。人の人格形成には、共に生活する中で受ける影響が重要だ。
俺は、たった三年しかあんたのことを知らない。ドフラミンゴから打ちあけられた天竜人という事実も、俺はドレスローザで奴と対面して初めて知った。
『お前らには計り知れねえさ…堕ちた"天竜人"に人間達が何をするか!』
天竜人というフレーズはこの世界では余りに大き過ぎて、産まれながらに世界政府から無条件で護られ人々を下地民と呼ぶ天の血って奴を誰が想像出来るだろう。
『人間は皆残虐だ』
ドフラミンゴはそう言った。瞬間、いつも張り付けたような笑みとグラサンに隠れた視線から戦闘とはまた違う形の憎悪が姿を成して現れたように辺りの空気を凍らせた。あの男の言葉から察するにドンキホーテの父親が地位を捨て招いた結果のようだったが、奴と同じそれを、あんたも受けたんだろう。

「あんたが、」

どれだけの人生送ってきたかも知らない。
でも、自分ばかりが辛い思いをしてきたような顔した、何の接点もないガキを助ける為に涙を流し命を張れるあんたが、
「周りの人に愛されてたんだって知れて、俺は、嬉しかった。」


そう、嬉しかったんだ。
あんたは親のように接してくれる上司に恵まれ、天涯孤独でもなかった。擦りつけられたように潜入捜査を任せられたわけでもなく、心の優しさも強さも認めてくれる人が周りにいて、俺と出会う前もあんたは笑っていたんだろうと思うと、何より、俺は嬉かった。
人の幸せを祈ることが愛情ならば、俺の気持ちにも名前をつけさせて欲しい。あんたのことを大好きで愛してる奴が、この世界に二人もいるんだぜ。




「会いてえな」

空を仰ぐと飾りもない本音が漏れ出る。
遠くに聞こえるさざ波と、鳥の鳴き声だけが俺の言葉を拾った。

『俺の影響で出る音は全て消えるの術だ!』
『ほら見ろ、ロー。世界は広いだろ』
『いつか二人で世界を見て回ろうぜ。』


目を閉じればいつだってあの人の姿が浮かぶ。確かに共に過ごした時間は短い間だったかもしれない。それでも、人の生きる寿命において俺の転機だったことに変わりはなくて、そのきっかけがあんたであったことも、今は振り向くことしか出来ない事象であろうとも。
10歳から13歳にかけて、あんたら兄弟から学んだものは抱えきれないほど多かった。あんたのことを思うといつも胸が痛い。そして何処からか暖かさも悲しさも現れて、俺の背中を押していく。
ガキを蹴り飛ばす冷酷な顔。燃えさかる肩をなんてことないように消す表情。ドジを踏んで焦った顔。怒りに任せて医者を殴り飛ばす顔。涙を溜めて俺に生きろと説く顔。そして最後はいつも、彼の崩れた笑みが浮かぶ。彼の口がにっかりと開いて、撃たれて血に濡れた頬が引き攣る。
今も鮮明に覚えている。



「…俺、そろそろ行くな。」


あの日の雪の中で、あんたが最後に思い描いた俺はどんな顔だったろう。ひでぇ事もしたし、心無い事も沢山言ったよな。
それでも、あんたが最後に思い描いた俺が、少しでも、あんたのことを愛してたんだって思いたいから、

笑って行くよ。





それからどのくらいそこにいたのか、掛けた言葉に反して一向に立ち上がることをしない俺の肩を叩くように、船長特権で抜け出していたポーラータング号からベポ達の呼ぶ声が聞こえる。
そんな大声を出せば、他の海軍や海賊に見つかるかもしれない。俺たちはすぐに逃げればいいが、彼の眠るこの土地を無闇に荒らされることは本意ではないので、すぐに立ち上がって海岸の見える位置まで歩いた。
雪の中に少しばかり残る草と崖の上からひょこりと顔をだした俺の姿を確認すると、ベポは両手を大きく広げて笑う。シャチとペンギンの様子を見て、どうやら出航の準備が整ったようだと把握する。
同盟を組んだお気楽な一味のように家族ごっこを楽しむつもりは毛頭ないが、少数ながら精鋭揃いの賑やかなクルー達だ。

あの人にも、見えているだろうか。俺は一人じゃない。今を楽しく生きている。
青い空から、太陽が熱をもってキラリと世界を光らせた。もうあの日の赤に濡れた世界ではない。あんたがくれた自由を持って俺はどこにでも行ける。
俺の当面の夢は見つからないけれど、貰い受けたこの命で、暫くこの世界を見てみようと思う。

胸に大きく模したハートの刺青に手を置く。安定した一定の速度で上下に脈を打つものは俺の心臓だ。
俺はあんたを忘れない。あんたの生きた証しはここに居る。俺の一生を使って、あんたの生きた証しを残そう。一緒に、世界を見よう。



ドフラミンゴの強さに憧れていた。
大切なものたちを裏切った世界も世間に疎まれる自分すらも全てを壊したくて。子どもながらにも分かる、自分と似た、そんな危なげな荒々しさを持ったドフラミンゴの強さに、俺は確かに憧れていた。それからコラさんに拉致されるように船に乗せられ、俺の心は憎しみから希望へ、ドフラミンゴからあんたへと憧れは移っていった。あんたみたいな大人になれたらと思った。でも、やっぱり染み付いた根本の性格は変わりはしないし、何かを勝ち取るにあたって、俺は人を傷つけないと成功を成せない人間だ。
死んだら俺は、きっとあんたと同じ所には行けないだろう。でも、なあ、俺は、


「コラさん、誕生日おめでとう。」
振り向いて、俺は白い石ころに声をかける。無機物の、ただそこに置かれた石に向かって。
一帯で一二の寒さを誇る冬島で、生暖かい風が俺の頬を撫でた。





俺も、愛してる。














あの日音にならなかった気持ちを
これまで何度反芻しただろう。


2016.12.24

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